2016年7月アーカイブ

薬害オンブズパースン会議とは?

薬害オンブズパースン会議という組織があります。
これは薬害エイズ訴訟時の弁護団と市民オンブズマンが連携して
発足した薬害を防止するNGO団体です。

参加しているのは医薬品監視NGO、薬剤師、薬害被害者、弁護士、市民など
20名のボランティアで構成されています。

薬害を防止すると言っても活動内容は様々で、
臨床試験に関する制度や、医薬品関連制度への問題提起や取組み、
シンポジウムの開催、厚生労働省が管轄している各種委員会への参加や
ロビー活動、製薬会社などへの要望書や公開質問状の提出などです。

具体的な活動実績としては、ノバルティスファーマ社の開発した
降圧剤であるディオバンの臨床データ不正問題に対しての
告発文書の提出や、新型インフルエンザ対策時の制度問題などで
一定の成果を上げています。

公平性を維持するために、各構成員の任期は2年としています。
そしていかなる製薬企業の寄付も受け付けずに運営されています。

薬害エイズで多くの人に薬害の恐ろしさが広まったのは有名です。
国が主導的に行っていた製薬に関する問題であったことも一因ですが、
国と特定業界との癒着が明るみになり、なおかつそれによって
一般市民が犠牲になるという前代未聞の薬害だったのも記憶に新しいです。

このような問題が今後も起こらないとは限りません。
どんなところから問題が出るか分からない以上、このように活動する
NGOがいることは心強いと思いますし、無くしてはいけないと思います。