2017年8月アーカイブ

入院を必要とする治験を受けている人の「あるある」は色々ありますが、
中でもドン引きされる治験あるあるが「腕の注射痕」です。
治験では1日に数回ほど採血するのが一般的ですが、普通に生活している人からすれば
そんなに採血することはありませんから、まさか治験に参加したとは思いません。

注射痕で真っ先に思い浮かべるのは、覚せい剤などの麻薬を使用している
俗にいうシャブ中と言われる人のことです。
肘の内側に赤い点々が無数に出来ているのを見れば、誰でもドン引きしてしまうでしょう。
肘の内側だけならまだしも、手の甲などにも注射痕があれば間違いなく覚せい剤を
やってるヤバい人なのではないか?と思われても仕方ありません。

注射痕についてツッコミを入れてくれる人なら、まだ説明すれば何となく分かってくれますが
腕を見て目線を逸らして会話をしなくなる人などは説明しようとしても、
まともに聞いてくれませんし聞いてくれたとしても信じてくれないことの方が多いです。

治験に参加しているという事実すらも世間的には珍しい事なので、
シャブ中を否定する理由として説得力に欠けると言っても良いでしょう。
そして納得してくれたとしても、治験に参加してそんなに注射されてるなんて!
ってことで再びドン引きされて距離を取られることもあります。

治験そのものはボランティアで社会にはなくてはならない存在ですし、
薬の開発には欠かせないのですが一般的にその注射痕を見た時に、
冷静になって状況を受け入れられないのはある種仕方のないことだと言えるでしょう。