2017年11月アーカイブ

男性用避妊薬と言えばコンドームが一番効果的で普及している方法です。
それ以外の避妊となれば、物理的に精管をカットする方法がありますが
一般的に行われてはいません。
あとは女性側で避妊する方法がありますが、手軽で避妊確率の高い
コンドームに勝るものは今のところないと言っても良いでしょう。

そんな避妊ですが、男性避妊薬としてジェル状の薬品を使う方法が
猿を使った治験でその効果が認められました。
ジェルを使って避妊というのはイメージしにくいかと思いますが、
方法としては精管に、直接ジェル状の半固形剤を注入して物理的に精子を
止めるというものです。

前述のパイプカットに近い方法ですが、カットするわけではなく
ジェルで管を塞いでしまおうという避妊法になります。
ただ、これ想像すればわかると思いますが精管に直接注入ということで、
要するに注射するということになりますから、男性からすればかなり抵抗があるでしょう。
これが半永久的に効果を持続するものなのかは分かりませんが、
コンドームがいらなくなるか?というとそうではないような気がします。

しかも猿での治験では16匹のうち、1匹の精管に精子性肉芽腫の合併症が
認められたということですから、人間が行うパイプカットでも発症する
精子性肉芽腫のリスクがあると言えるのです。
この方法が人間にも効果があると見込まれたとしても、実際に普及するのは
ハードルが高いと言わざるを得ないでしょう。